茄子と、胡瓜と海老芋と。
力を合わせて未来、育てよう。
乾農園は「河内伝統農家」を継承しながら、
未来を育てます。
乾農園 代表 乾 裕佳 / Inui Yuka
私たち乾農園は、創業以来継承する「海老芋」をはじめ、大阪きゅうりや大阪なすなど、当地富田林市の代表的な農産物の生産を手掛けています。ハウス栽培1ヘクタール、露地栽培2ヘクタールの計約3ヘクタールの農地が私たちの「仕事場」。日本人スタッフに加え、ベトナムからもスタッフを迎え入れ、さながら「大家族」のチームワークで日々「美味しい農産物」の育成に取り組んでいます。
私たちの主力生産物である「海老芋」は、古くからここ河内の伝統技術で育てられ、高級食材として京料理などに用いられてきました。名称の由来でもある、縞模様と「尾を丸める海老のように」美しい弧を描く西板持の海老芋は、「土寄せ」などに代表される、私たちが先代から受け継いだ伝統技術の賜物。歴史の中で育まれた、日本の食文化が持つ「かけがえのない宝物」のひとつです。
乾農園は豊かな日本の食文化が持つそれらの「宝物」を受け継ぎ、さらに未来へ向かって育てる農園。「河内伝統農家」を継承しながら、野菜を育て、人を育てる。育む「人の輪」は地域の輪を育て、さらに力強く食文化の継承と発展に寄与できると信じて、これからも力を合わせて美味しい宝物を皆様の食卓へお届けします。
ぜひ、私たちと一緒に未来を育てましょう。
01
乾農園が育てる
「海老芋」が
愛される理由。
きめ細かく、煮崩れの少ない上品な肉質--
乾農園の海老芋は、しっとりとしたなめらかな口あたりで、京料理をはじめとする多くの料理人に愛され、高級食材として用いられてきました。ふっくらとした形に綺麗な縞模様、そして海老の尾のように美しい弧。これが、乾農園が育てる海老芋の大きな特徴です。乾農園が持つ熟練技術のひとつで、収穫までに幾度となく行われる「土寄せ」は、種芋を植えてから、ぐんぐんと伸びていく葉の成長に合わせて土の重さを丁寧に調整する、とっても手間隙のかかる作業。「芋の根がどのようにふくらみ、そして伸びるか。」は、まさに自然とのかけひきで、初代から受け継ぐ感覚と経験を最大限に活かす「腕の見せ所」でもあります。他にも散水のタイミングや肥料の調合など、多くの年月と試行錯誤を経て体得した技術のひとつひとつは当園の歴史そのもの。こうして、乾農園ならではの「美しい尾」と豊かなふくらみを持つ、美味しい海老芋が育ちます。
大切な技術を代々継承し、手間隙を惜しまずに「畑と向き合う心意気」を、手がける一人ひとりが持ち続けることで生み出される、乾農園の、そしてここ西板持の「宝物」となった表情豊かな海老芋。
乾農園の海老芋が愛される理由は、そんなところにあるのかも知れません。
02
当園きっての
「もうひとつの主役」、
大阪なすと
大阪きゅうりも
召し上がれ
乾農園、押しも押されぬオモテの主役が海老芋ならば、ウラの主役、もうひとつの主役はこちらの2品。「大阪なす」と「大阪きゅうり」は、当園のある富田林・板持エリアが府下随一の生産量を誇る大阪のブランド野菜。「なにわ特産品」に選ばれています。
ふくよかで大ぶり、皮が薄くやわらかな肉質の大阪なす。乾農園では、この大阪なすの品種でもある千両なすを手掛けています。当園では、3月中旬から9月中旬にかけてが収穫期。乾農園が育てる千両なすの大きな特徴、薄い皮は食味を妨げないため、皮ごといただくお漬物や煮びたし、揚げびたしなどにもピッタリ。またなす本来の味わいを存分に楽しめる、焼きなすや天ぷらもオススメ!口に入れるととろける美味しさです。
艶のあるみずみずしいグリーン、パリッとした歯触りが心地よい大阪きゅうり。乾農園では、9月中旬から11月中旬にかけてが収穫期となります。鮮やかな彩りとさわやかな風味、そして食感が活きるサラダや酢の物はもちろん、もろみと共にパリッと生で、お漬物にしてご飯と共にetc...さまざまなバリエーションで、季節の食卓に華やかな彩りを添えてくれます。